ハワイ 2019

〘女子旅〙ハワイ・ワイキキの旅・日本語ツアーありの美術館・世界一の道楽と言われたイスラム芸術が集成した大邸宅・シャングリラへ

こんにちは。昨晩飲みすぎてやらかしてしまって、息子とパパに頭が上がらないlankoです。

今日は2019年に友人と行ったハワイワイキキ旅行の記事をアップします。

早くまた海外旅行に行けるようになりたい

ハワイ プールにて

この旅は初っ端からいざこざ

申し込み前の段階で、飛行機の時間や座席の好みが合わず、、電話で話し合っている最中に友人が突然自分のフライトを予約。

飲んでもいいけど人の話を聞いてください

その時間だと私はギリギリ間に合わなくて乗れないし友人のとった飛行機はキャンセル料がかかるので別で行って合流することに

現地集合ハワイ旅行の始まりです

空港からホテルまでは定額タクシーで

私は彼女より1時間ほど遅い便で出発 ✈︎ それからホテル・ハレクラニへ

空港からワイキキ内のホテルまで利用しているのは、毎回チャーリーズタクシー

定額制だし事前申し込みで女性1人でも安心

✎コロナ禍になってからはわかりませんが、空港出て道路を渡った先の建物の駐車場にスタッフが常在しているので予約した名前を告げれば車がやってきて割とすぐ乗れます。多少並んでいる時もあり。それ以前は電話しないといけなかったけれど、この時はそれもしなくて大丈夫でした。

ホテル到着後、友人があらわれます。

長年の付き合いなので姿を見てすぐわかった。

・・・・・・・まじか。

おいっ貴様!機内で飲みすぎるなって言っただろ!

ここから始まる酔っ払いとのハワイ初日。この日の夜、私、怒りますがその話はまた。

ホノルル美術館から行けるシャングリラとは・ツアー申込方法

ハワイのシャングリラ邸

自身6度目のハワイ旅行の始まりは美術鑑賞から。

小説「失われた地平線」に登場する理想郷の名前・シャングリラ。わずか12歳で両親の莫大な遺産を相続したアメリカ人女性、ドリス・デュークがこの邸宅をそう名付けました。

22歳の時に9ヶ月に及ぶ新婚旅行に出かけイスラムアートに魅せられた彼女は、新婚旅行の最終地・ハワイに恋をします。そして、ダイヤモンドヘッドの麓であるこの地に約6000坪の土地を購入し、イスラム美術を集成させた理想郷を構えることに

生涯をかけて収集したコレクションは約2500点。ドリスのこの行動は世界一の道楽とも言われ現在は美術遺産として大切に管理されています

✎ ここシャングリラへ行くにはツアーに申し込む必要があり個人での来館は禁止されています。

私は美術館に直接メールでリクエストしたところ、まだ申込み前だと返信が。結局JCBにリクエストを出して申込み開始後に無事チケットが取れたと連絡をいただく形になりました。

ハワイの宝と呼ばれるシャングリラへ

シャングリラの外観

まずはハレクラニからタクシーでホノルル美術館へ。ハワイのホテル(しかもハレクラニ)経由で乗るタクシーは安全だと思っているので利用。15分ほどで到着です。

ホノルルミュージアム

ツアーの集合時間まで併設されてあるカフェで時間潰し

空いてるし風が気持ち良い

ホノルル美術館のカフェ

美術館だって言ってるのに

ここどこー?を連発する友人

酔っ払いめ

ホノルル美術館

ホノルル美術館からはシャングリラツアー客みんなでバスで向かいます。

入り口はこちら。大邸宅と聞き想像していたよりも外観はあっさりとシンプル。

偶像崇拝を禁じ内面の美を大切にするという教えからだそうで、ドリスがイスラム美術の表面だけでなく宗教的観点からも魅せられていたことが伝わります

ハワイのシャングリラ邸

足を踏み入れると早速、イスラムらしく対称に整えられた調度品がお出迎え

ハワイのシャングリラ邸

高い位置にもステンドガラスで光を取り込む工夫が

3種類の模様がリズミカルに色を変えて順序正しく配置されてます

ハワイのシャングリラ邸

星をイメージしたあらゆる模様が反復して作り上げられた天井

✑イスラムで星は知識を意味します

ハワイのシャングリラ邸

等間隔の柱と左右対称さがモスクのように思える中庭

ハワイのシャングリラ邸の中庭
シャングリラ邸の中庭

この⇩リビングルームの写真の中心奥に見えるのはラスター彩タイルで作られた13世紀イルハン朝の祈りのミフラブ

ドリスがメトロポリタン美術館と競り勝って手に入れた一品で邸宅の天井の高さを改装してまで迎え入れたもの

世界的な美術館と競り合える財力……おったまげ

シャングリラ邸 リビング

近寄るとその装飾の滑らかさと細やかさがよくわかります

ハワイのシャングリラ邸

ミフラブに施されている独特の艶を出す技法・ラスター彩は2度の焼成が必要な手間のかかる秘技のため1度途絶えてしまい、もう作れなくなった時代があったそう。それを日本人の人間国宝、故・加藤卓男さんが10年かけて再現させたというお話を伺いました。この細やかな仕事ぶりや精緻さは日本人の心に通づる部分があったんだろうな。ただ同じ日本人というだけですが誇らしいです。

ドリューもこの作品に思い入れが強かったようで真珠湾攻撃の際にもこれだけは守るようにと申し付け、4年間地下に保存させていたって。

建てられた時代や今も内戦の続く中東の作品が多いことからもこの邸宅が芸術的価値の高い重要な建物だということがうかがいしれます

個人的に一番好きなお部屋

壮麗な青の空間に酔っ払いのくせにふとしたポーズが様になる友人Nちゃん

ここでも対象をなす彩釉タイルがイスラムらしい

ハワイのシャングリラ邸

シャンパングラスが乗っているようなデザインのシャンデリアはバカラ様です

シャングリラ邸のバカラのシャンデリア

最もプライベートな部屋・インドのムガール建築様式で作られた寝室

特別注文した白い大理石で作られています

大理石は日中の熱の吸収を抑えるので暑さ対策にもなったんじゃないかな。

シャングリラ邸の白いお部屋

シャングリラ邸の寝室

寝室のバスルームも白を基調とした大理石に貴石の埋め込みで花を描いています

バスタブも大理石でした。

ハワイのシャングリラ邸のバスルーム

どこかに続く外の通路

ハワイのシャングリラ邸の外

ハワイの元気な海を望める庭園にテラス

シャングリラのテラス

むこうに見えるはゲストハウス

そこでいいから住みたい。

ハワイのシャングリラ邸の庭

最後に

シャングリラのラクダ

一言で言うとセンスの塊です。一足踏み入れた時から主張の強い作品たちが違和感なくまとまっていて美意識のシャワーを浴びました。

シャングリラ
シャングリラ

イスラム美術とハワイの気候や自然が見事に調和した素晴らしい邸宅

次回ハワイに行く時もまた訪れたい。センスが磨かれたような気になります。

一見の価値ありです

 END

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